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本格焼酎の様な蒸留酒は、熟成させれば熟成させる程味がまろやかになります。「時間」だけが本格焼酎のより良い隠し味といえるでしょう。 貯蔵の方法を樽に求めたり、陶器の甕に求めたり、あるいはビンの中で熟成させたりしその方法も多岐におよんでいます。そうすることによって、味に深みと複雑な隠し味を生み出すのです。 球磨地方の大自然の中で房の露の商品群は、ゆったりとした静かな時間の中で熟成しうま味を深めています。
上質の本格焼酎を造る条件の一つは、原料にこだわることです。そのような意味でも原料の芋も自家農園で栽培をしています。何から何まで納得の行くものをという、私たちの思いが焼酎という形になって皆さまに届く事を念じながら、究極の味を追い求めています。
焼酎は生き物です。気温・湿度・材料の違い・酵母の状態、全てにおいて細心の注意を払っても払いすぎとは言えません。毎回仕込みをしてどんな焼酎が出来るのか、わくわくしながらも、ドキドキと胸にこみあげてくるものがあります。まるで子供を育てるように、愛情を注いでそれでも思いの丈を焼酎に生かすのは難しいものです。その難しさを知っている杜氏達だからこそ、頭を垂れて、もっともっと謙虚に「本物の焼酎」を探究し続けたいと思います。